ぎぶいちブログ

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Vol.6 新規事業立ち上げ奮闘記 ~ビジネスアイデア創出の考え方~

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ビジネスアイデアの作り方って何から考えるのか?
ビジネスアイデアとはどんなものなのか?

新規事業立ち上げに向けて2つのアプローチのうち「アイデア創出起点アプローチ」を具体的に動かし始めた。

まずは、シンプルに営業部門、サービス部門、マーケティング部門のメンバーからビジネスアイデアを集約しようと動き出した。

少なからず、営業部門であれば顧客からや不満や課題を聞かされており、何かアイデアを持っているのではないか?
マーケティング部門は、自社製品に関するフィードバックを顧客から集約しているし、市場に対するアンテナも高いからアイデアがあるだろうと想定していた。

アイデアにするためには何が必要なのかを押さえて各部門からアイデアの集約をスタートした。

目次

ビジネスアイデアとは何か?

ビジネスアイデアとは「アイデア」と呼ばれるくらいなので、新たな商品やサービスにつながるような着想やコンセプトになります。
「これを作りたい!」という最終的なプロダクトの話ではなはく「この課題をこうやって解決したい」という内容です。

そこには大なり小なり、誰かの課題を解決するという想いが入っていることが大切です。結局、課題を解決できてないと最終的にお金を支払ってもらえる価値になりません。

アイデア着想するには、普段から世の中の困りごとや困りごとを解決した事例にアンテナを立てておくことが重要です。

そこから、自身の業界、仕事に置き換えて、自分の顧客もこんなことに困ってるんじゃないのか?あるいは真似すれば解決できることがあるんじゃないか?といった柔軟で創造的なアイデア創出につながるケースがあります。

あなたが車を買いたいと思っていたら、車の雑誌、街を走っている車が気になったり、友人が乗っている車の車種を聞いてみたりと「車アンテナ」が高くなると思います。

ビジネスパーソンは基本的に解決するための「手段」に対するアンテナはとても高くなっています、一方でその根っこにある「顧客の困りごと」へのアンテナは低い傾向があります。

顧客視点という言葉を誰も否定しませんし、顧客視点で考えてるという人はたくさんいます。ただ本気で「顧客は何に困っているんだろう」と考え続けている人は少ないような気がしてます。

ぜひ、アイデア着想という役割を担ったのであれば本当の顧客視点のアンテナを高くしていきましょう。

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ビジネスアイデアの構成要素

アイデアの重要な要素は

  1. 顧客ターゲット
  2. 顧客の課題
  3. ソリューション

の3点です。要するに「誰の、どんな課題を、どのように解決するのか?」の問いに答えることです。

この「誰に」はビジネスアイデアを磨いていく中で、いかに具体的にイメージしていけるかが重要です。

まず顧客ターゲット決めることが大切です。世の中全員が困っていることと、あなたの周りの人が困っていることが異なります。
ターゲットが変われば課題は変わるし、同じ課題でも深刻さが変わります。

まず誰を喜ばせたいか?課題を解決したいかを考えましょう。

顧客の課題を考える際は、具体的な課題は何か?何を実現したいから課題と捉えているのか?
思いつきではなく、確かにその課題は存在するのか?ということを自問しながら課題の仮説を立てましょう。

アイデアを生み出す際にソリューションも重要ですが、一つの課題を解決するのに唯一無二のソリューションはおそらく存在しません。

ダイエットするという課題に対してもソリューションがたくさんあるように、ソリューションはいくつも可能性があるという前提を置いておきましょう。

重要なのは「誰のどんな課題を解決できるのか?」というソリューションの前の段階です。

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良いビジネスアイデアとは

提供価値の軸

企業が顧客に提供する価値を表すフレームワークとして「バリュープロポジション」があります。
これは、自社が提供できるもの、競合他社が提供できるもの、顧客が求めるものを整理し、

その中で、自社が提供できて、競合他社が提供できない、顧客が求める独自の価値を定義するための活用します。

このように独自性のある価値を提供できるアイデアは筋が良いと言えるでしょう。

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顧客の課題軸

顧客の課題に基づいてアイデアの筋の良さを考えるのであれば以下の3つの観点で課題を見るのが重要です。

  1. より多くの顧客が抱えている課題なのか?
  2. 課題の内容がとても深刻なのか? 
  3. 代替サービスでは解決できないのか?
  4. 強い原体験がある(自分自身あるいは親しい誰かの原体験など)

ビジネスモデルを見据えた進め方

着想したビジネスアイデアを収益性のあるビジネスモデルに進化させて新規事業として立ち上げていくことになになります。
その際に活用すべきフレームワークとして「リーンキャンバス」があります。
リーンキャンバスは、新規事業をスタートアップのビジネスモデルを可視化するためのフレームワークになります。新規事業を考える際に失敗を避けるために必要な要素を網羅的に確認できる点も有用です。

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図に記載されている数字は考えるべき順番となります。
ビジネスモデル化を見据えたアイデア着想としても1~4の顧客セグメント、顧客課題、独自の価値提案、そして解決策の順で考えていきます。

まずはアイデアの段階ではこの4つをしっかり考えていくことが大切です。

全国のメンバーからアイデア収集開始

実際に、われわれの部署は上記のアイデア創出の観点を踏まえて、以下の6項目を記載するフォーマットを作成して、マーケティング部門、営業部門、サービス部門に展開を行いました。

記載項目

  1. アイデアテーマ名
  2. 顧客ターゲット(セグメント)
  3. 顧客のやりたいこと
  4. 顧客の課題
  5. 対象製品やサービス
  6. 提供価値
  7. 備考欄

全国のメンバーから約1か月の応募期間を設けてビジネスアイデアの収集をスタートしました。
まずは0→1を生み出すアクションを開始。どれくらいの量が出てくるのか?どんなアイデアが出てくるのか?初めての取り組みのため不安と期待でいっぱいでした、、、。