新しい組織の船出の際にメンバーに何を伝えるべきなんだろう?
そんな悩みを持っている人、悩んだことがある人はいるんじゃないでしょうか。
新しい組織じゃなくても、新しい期が始まる初日、新しいメンバーが加入した期の始めなどに、メンバーを集めてミーティングを開催して、マネジャーからメッセージを伝える場は少なからずあると思ってます。
何を伝えるべきかはもちろん重要ですが、自分が何を伝えたいかを考えることが大切。
私が新組織が発足した初日をどんな気持ちで迎えたのか、何を伝えようとしたのかについて書いていきます。
組織に対する想いの醸成
今、振り返って考えると新事業開発部に異動したときが最も配属するまでの日々が良い意味で憂鬱だった。
ある程度の粒度では「これをしろ」という内容はあるものの、他は決まってないものが盛りだくさんという状態に不安を覚えざるを得なかった。
裁量権が多すぎると不安になるということかな。
憂鬱だったが、それは「この組織をなんとかしなければ」という責任感の裏返しだったと思う。
自分は何か大事な局面で緊張したときは、それだけこの局面を重要だと考えているからだと考えるようにしている。
これまで既存の組織に異動したきは、このような不安は少なかった。前任者から引継ぎを受けることでやることが見えた状態でスタートを切れるからだ。
この安心感に甘えすぎず、異動した際には「この組織は何を目指すのか」「異動してきた自分に期待されていることは何か」、そして「自分はこの組織で何を実現したいのか」といったことを
つい当たり前すぎて考えることを忘れてしまいがちだが、どの組織に所属していたとしても考えていくべきだと思う。すぐに明確な答えが出ないとしても。
新組織のマネジャーとして何を伝えるべきか
2022年4月1日、その日はすぐにやってきた。
午前中に新規事業開発部としての顔合わせ目的でオンライン会議が設定され、部長からの方針説明と各自の自己紹介が行われた。
ちなみに組織図をイメージするとざっとこんな感じ。
その日の午後にグループのキックオフミーティングを開催し、伝えたことは以下の通り
- 会社のミッション
- 上位方針
- この組織の役割
- メンバーそれぞれの役割
- 自分が大事にする行動様式
- この組織で実現したいこと
- 能力開発について
- 目標設定について
- グループの運営方法
- グループのルール
他のマネジャーは新しい期が始まるときにどのようなことを伝えているのかはとても気になる。
個人的に何かを始めるときは人一倍、最初が肝心と考えている。それが根拠のない自信から出る意気込みやパッション、メッセージかもしれないが
どうあるべきというMustではなく、どうありたいかのTo beは描いておきたい。
それが無いことより100倍マシだろう。
そうはいってもこのとき、メンバーは「何をすればいいのか?」については未だクリアになっていなかったのが事実だ。
だからこそ、何か小さな光でもいいのでどこに向かえばいいかの方向が少しでも見えれば良しくらいの気持ちでキックオフミーティングの内容はせっせと準備してきた。
内容の詳細は次回のブログで書きたいと思う。
内容が相手に伝わったかがコミュニケーションでは大事だが、このときはまず伝えることに重視した初日だったなぁと思い出した・・・。
成功する未来をイメージさせる「リーダーシップがある」という言葉は「マネジメント力がある」という言葉より好きな誉め言葉です。言われたい(笑)
リーダーシップを学ぶなら対談形式の構成でわかりやすく学べる以下の本はオススメです。