ぎぶいちブログ

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Vol.1 新規事業立ち上げ奮闘記 〜組織発足前夜〜

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新しく発足する組織を任された時ってどうしたらいんだろう?

わたしはメーカー勤務のアラフォーサラリーマンのぎぶいちと申します。
2022年4月、新しく発足する「新規事業開発部」に異動することがその当時の上司より告げられた・・・。

この記事は、私が新規事業開発部で新規事業立ち上げに向けて、どのように取り組み、前に進み、あるいは後退した経験、どんな悩みや課題にぶつかり対応してきたかについて書いていきます。

新規事業開発に携わらない人にとっても、企業人として何を考え何を大事するべきか?

何から学び、どれを実践したのかといった気づきが、少しでもおみやげになる記事になれば幸いです。

 

いずれにせよ寝耳に水の内示を新組織発足の3か月前に言い渡された。

正直、部署名を聞いても???というのが第一印象だったが、これまでマーケティング業務に10年くらい携わり、さまざまなプロダクトを担当してきた自分にとっては

かなり大きな不安を抱きながらも、新しい組織を初代の課長として率いれるという
喜びも感じていた。

目次

新しく組織が発足するということ

新組織における上司である部長との面談が設定され、私の疑問は

「いったい、何をするんですか?」というのが一番聞きたい内容だった。

しかしながら、新しいビジネスアイデアを検討・具体化してほしいという内容に留まった。

そのときは新しい何かを生み出さなければというプレッシャーよりも
この組織は何のために存在するのか?どんな価値を生み出すのか?
ということが曖昧なままでスタートを切ることへの不安が大きかった。

  • 新組織の発足背景は?
  • 新組織のビジョンは?
  • 新組織の目的は?

今まで、既存の組織に属してきた自分にとって、上記のような問いを
自分に投げかけることは少なく・・・

この組織はなぜ存在するのか?と上からしっかりバシッとおろされていることの大事さを改めて感じることとなる。

「組織」がどうあるべきか?という点ではコンサルティングファーマのマッキンゼーが考案した「組織マネジメントの7S」というフレームワークを用いた考え方は非常に参考になった。

上長との対話を続けながら、なぜ新事業開発部が発足したのかという背景、何を実現すべきなのかを箇条書きにしながら、言語化を進めた。

 

超・箇条書き

超・箇条書き

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また、新規事業開発部だけで新しいものが作り出せるわけもなく、関連部門とどのような連携が必要なのかも図解で作成をして、イメージを膨らませた。

いずれにせよ、上から答えを示されていないことをポジティブにとらえ
自分の組織を創り上げるという意気込みはあったかもしれない。


メンバーがそこにはいるということ

組織として実現したいことが明確になったとしても、それをメンバーに浸透させないといけない。
これは一朝一夕ではいかないだろう。

メンバーにとっても新しい組織、新しい業務、新しい環境と新しいことづくめなわけである。

私の一番の不安はメンバーから配属初日に「今日から何をすればいいんですか?」と聞かれることだった。

ジョブディスクリプションが展開されていたが、その抽象度から具体的に業務をイメージできるか?というと難易度は高かった。

そのため、自分なりにジョブディスクリプションの内容を業務レベルに分解をして役割分担表としてまとめる作業に発足前夜は追われていた。

自分が過去に異動したときに、配属間もないころに業務がなく手持ち無沙汰になることが一番の不安だったのを思い出していた。

まずはメンバーが手を動かせる環境をつくる・・・そんなことを一番に考えていた。

既存事業に所属してきた時との違い

新しい部署を任されるということで、組織を創り上げていく点、組織の役割を伝えていくということは、既存組織に在籍していたときは意識さえできていなかった

この組織はなぜ存在するのか?事業戦略上なぜ重要なのか?

といった根本的なことを考えさせてもらえる良い機会となった。

発足前夜から、これまで感じたことのないなんともいえない不安をかかえながら
新しいビジネスライフが幕を開けました!

 

以下の本は組織欄についても書いてあり、経営、組織論、マーケティングを学びたい方にはおすすめです。テクニックではなく、エビデンスに裏打ちされた「理論」にこだわって書かれており、応用の効く本質を学べる一冊です。かなり分厚いので読みたいところを読み進める感じがコツ。

世界標準の経営理論

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次の話 〜組織発足〜